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一眼レフカメラの上限のシャッター回数(耐久回数)について・「カメラメーカーの公式情報を大幅に上回って使用可能」という説を検証してみた^o^

  • fuku
  • 1月11日
  • 読了時間: 5分

更新日:1 日前



こんにちは 世田谷区桜上水を拠点に、ニューボーンフォトとファミリーフォトの出張撮影をしています「Anniversary Photo Yomogi」 フォトグラファーの福山です。

今回は、デジタル一眼レフカメラのシャッター回数の上限と、メンテナンス時の注意点などを記載しています。


一眼レフカメラを仕事でよく使う方、写真業かけ出しの方に向けた内容です。


今回は Canon のデジタル一眼レフカメラ、6D MarkⅡ の2台の検証結果です。


ミラーレスカメラを所有している方が大多数だと思いますので、参考程度に読んで頂けますと幸いです。一眼レフ愛好家の方にとっては、共感頂ける部分もあるかと思います。


Canon 6D Mark2
6D markⅡ
 

結論・・・

デジタル一眼レフの場合、メーカーの公式情報より+20〜30万回は上回って使っても大丈夫そう。というのが実感です。

私のCanon 6Dmark 2は、現時点で、シャッター回数が243,000回と428,000回でしたが、まだ元気に動いています。


キャノンサービスセンターのスタッフさんから「6D mark2は10万回が耐久の上限」と言われました。メーカーのサイトには6D Mark2のシャッターの耐久回数の公式情報は出ていませんので、スタッフさんの口頭の情報を公式情報としています。


サービスセンターの方も商売ですので、若干低めに見積もった耐久回数を伝えているのでは、、と思っていますが、実際のところの耐久回数の限界の平均値はわかりません。


キャノンのあんしんメンテでもらった修理完了伝票の一部
キャノンのあんしんメンテでもらった修理完了伝票の一部
 

感想・・・

ボディよりレンズの方が先に限界を迎えやすい。

私の場合は過去2回、レンズが先にエラーを起こして壊れました。ボディのシャッターユニットや基盤などよりも、レンズの絞り羽の方が壊れやすいものなのかな、という印象です。


ですので、シャッター回数が多くなってきたカメラを使う時は、そのカメラのボディとほとんど一緒に使っていたレンズが先に壊れる可能性が高いので、レンズの予備も持参した方がいいかと思います。


カメラを使用する場所、個体差、保存場所、使用頻度などにより、劣化速度が違うと思いますので、一概には言えませんが・・


砂埃や水しぶき、超低温、超高温下の環境の撮影では、もっと早く劣化すると思います。皆様が使用する撮影環境によってご判断ください。


 

シャッター回数の上限を超えたカメラを使う際の注意点


・カメラを2台以上用意して、1台はシャッター回数が20万回以下のものを持参する

・またレンズも3本以上用意して、1本がエラーを起こしてもすぐに交換できるようにする

・レンズのリアキャップと、ボディキャップも常備する


「予備の機材をあまり増やしたくない」という場合は、定期的にオーバーホールをするか、下取り交換で新しいカメラに買い替えて頂くといいと思います。下取り交換は、カメラが壊れていないことが条件ですので、壊れる前に買い替えを検討するカメラマンも多いと思います。


 

レンズが通常損耗で故障した時の液晶の表示

レンズが故障した時の液晶の表示
レンズが故障した時の液晶の表示

レンズが故障したら、液晶には「Err 01」「カメラとレンズの通信不良です。レンズの接点を清掃してください」と表示が出ます。


一瞬、ボディが壊れたのかなと思いますが、レンズの故障です。液晶に出た指示通りに、レンズの接点を清掃しても復旧しません。レンズの故障で、シャッターが切れなくなっています。


この場合は、レンズを修理に出すしか方法はないかと思います。


ボディが故障した時のエラー表示は見たことがありません。


 

使用する標準ズームレンズについて

キャノンの一眼レフの場合は、EF24-70mm F2.8 L USM の標準ズームを使っている方が多いと思いますが、背景をぼかす必要がない場合は、EF24-70mm F4.0 L IS USMで十分だと思います。


後者の方が、構造がシンプルな分(おそらく)、壊れにくいような気がします。過去2回、ボディより先に壊れたレンズは、EF24-70mm F2.8 L USMでした。


40万回をこえたボディで使用しているレンズはEF24-70mm F4.0 L IS USMです。

ご参考までに^_^


ちなみに、同業者の方で「5D markⅢ を10年以上使い(オーバーホールなしで)、ボディは一度も故障していないけど、レンズは4.5回故障して買い替えた」という話を聞いたこともあります。

 

メンテナンス

Canonのサービスセンターで「あんしんメンテ」というメンテナンスを行いました。

あんしんメンテはオーバーホールではなく、清掃と点検などのチェックのみです。


カメラ1台+レンズ1本につき5500円で、事前予約制でお願いできます。

直接持ち込みと集荷での受付と、どちらも対応しています。

(集荷は別途3300円)


当日返却のあんしんメンテを事前に予約する時の注意点


事前に対応してほしい箇所がある場合・・ズームリングのラバーの緩みやレンズフードの接合部分の故障など。


ラバーの緩みは、ラバーを交換したいことを事前に電話か予約フォームで伝えておくと、その日のメンテで、メンテナンス代に込みで、ラバー部分も取り替えてもらえます。(ラバー取替の工賃はかからないが、部品代はかかる。880円でした。)


ただ、事前に要望を伝えておかないと、部品の在庫がサービスセンターにないので、大分の工場から取り寄せになり「カメラの当日返却は不可」とのこと。

配送での返却は別途送料がかかります。


以前、要望を伝えずにメンテに出して、ズームリングのラバーを交換をし、当日返却して頂いたことがあったのですが、その時は、たまたま在庫があっただけのようです。


 

以上!


今回は、6Dmark2でしたが、他にもカメラがありますので、またの機会に検証して報告したいと思います。


ちなみに、6Dmark2は、ファミリーフォトやニューボーンフォトの撮影ではなく、保育園や幼稚園の行事の撮影(日常保育や誕生会、遠足)などで、たくさんシャッター切ることが必須な時によく使います。


カメラを頑丈に作ってくれているカメラメーカーの皆様、協力企業の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございます!

 

品川のキャノンサービスセンター
品川のキャノンサービスセンター

品川のキャノンサービスセンターは、品川駅 港南口を出てすぐ右奥のビルの2階にあります。(駅から徒歩8分程)



 

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